こんにちは、Takaです。
ロードバイクにとって、チューブは重要なパーツの一つです。
特に、ロードバイクではチューブの性能がスピードや快適性に直結するため、自分に合ったチューブを選びたいと思う方も多いでしょう。
RideNowのTPUチューブを使い始めてから1ヶ月以上が経ち、走行距離も1,000kmを超えました。
今回は実際に使用して感じたメリットやデメリットを紹介したいと思います。
TPUチューブとは?
TPUチューブとは、Thermoplastic PolyUrethane(熱可塑性ポリウレタン)の略称で、軽量で弾力性に富んだチューブのことです。
従来のロードバイク用チューブとは異なり、パンクに強く、タイヤとの接着性が高いため、安定した走行が可能となるようです。
さらに、TPU素材の軽量性により、20g台の軽量モデルもあり、足回りの軽量化を実現することができます。
最近では、TPUチューブを作るメーカーも増えてきており、市場にはさまざまな種類のTPUチューブが登場しています。
TPUチューブのメリット
軽量で走りやすい(速い)
TPUチューブは、軽量であるため、従来のチューブと比べて軽快な走りを実現できます。
実際に使用して登りが軽く感じられ、峠TTでも自己ベストを更新することができました。(軽くなったからといって「ギア1枚分軽くなった」ということはありません)
さらに、転がり抵抗も優れており、平坦や緩斜面での速度感も向上しました。
加速時の立ち上がりもスムーズになったように感じます。
僕の場合はコンチネンタルGP5000との組み合わせで使用していますが、体感としては相性が良いと思います。
パンクしにくい
TPUチューブは、強靭でありながら柔軟性にも優れているため、小さな異物によるパンクが少なくなるという利点があります。
私自身も、TPUチューブに変えてから六甲山や淡路島など、合計1,000km以上走りましたが、パンクは1度も起こりませんでした。
最初にTPUチューブに交換した時は、「こんなペラペラのビニール袋みたいなチューブで大丈夫かな?」と少し不安になりましたが、その不安は杞憂に終わりました。
エア漏れが少ない
TPUチューブは従来のチューブに比べ、タイヤとの接着性が高いため、エア漏れが少ないようです。
これにより、定期的な空気補充の頻度が減少するため、「空気を入れるのが面倒くさい」という人にとっては非常に適しているかもしれません。
実際に、ラテックスチューブと比較すると、TPUチューブの方が明らかにエア漏れが少ないようです。
デメリット
振動吸収が微妙…
TPUチューブの振動吸収は、ブチルチューブと比べると少し良いかもしれない、と思った程度です。
一方、ラテックスチューブと比較するとTPUチューブの乗り心地は明らかに悪いと感じました。
路面からの小さな突き上げをかなり感じるため、使用している硬めのGP5000タイヤとの相性も考慮すると、振動吸収に関しては微妙だと感じます。
路面が滑らかなコースを走る場合には問題ないかもしれませんが、長距離走行においては、お尻への負担も考慮すると、ラテックスチューブの方が好ましいと思います。
価格が高い
TPUチューブは、従来のチューブに比べて一般的には価格が高い傾向にあります。
また、TPUチューブのパンク修理キットは専用のものを使用する必要があり、新しく用意すると費用がかさむことになります。
最近しかしながら、最近ではTPUチューブの価格が下がり、より手頃な商品も増えてきています。
例えば、RideNowのTPUチューブは、アリエクで2本1,600円程度で購入できます。
「中華TPUはどうなん?」と敬遠する方はREVOLOOPのTPUチューブあたりが安心感あるかもしれません。少し値は張りますが。
RideNowのTPUチューブの外観、重量など
さて、RideNowのTPUチューブについて、外観や重量などについて触れてみましょう。
まずパッケージはかなりコンパクト。
まず、パッケージはかなりコンパクトでした。中国から送られてきたにもかかわらず、箱が潰れることもなく、比較的キレイな状態で届きました。ただ、予備用に追加注文した際には、角が潰れているパッケージが届きました。
重量に関しては、カタログ値が36gとのことでしたが、実測値は驚きの32.5gでした。しかも、2本とも!(バルブ長は45mm)これは軽量化に大きく貢献しますね!
参考までに今まで使用していたミシュランのラテックスチューブに比べると、1本で60g、2本でなんと120gの軽量化です!
ロードバイクを軽量化するには、結構な費用がかかる場合がありますが、2,000円弱でこの程度の軽量化ができるのは、コスパが良いと言えるでしょう。
チューブ自体は、ビニール袋のようにペラペラしていましたが、チューブ交換は特に問題なくできました。
実際に1,000km以上運用してみても、パンクなどのトラブルは起きず、今のところ問題なく使用できています。
メリット・デメリットは先に述べた通りですが、軽さや転がりの面ではラテックスよりも優れており、乗り心地については、ラテックスの方が優れているという印象です。
どちらが良い・悪いというよりも、目的に合わせて使い分けることが大切かなと思います。
まとめ
今回は、RideNowのTPUチューブを実際に使用したレビューをお届けしました。
元々ラテックスチューブを愛用していたため、初めは乗り心地が悪く感じましたが、空気圧を少し下げて調整することで、乗り心地が改善されました。
しかし、軽量化や転がりの良さといったメリットは、少しの乗り心地の悪さを上回ると感じています。
TPUチューブの予備を購入するほど気に入ったので、今後はTPUチューブをメインで使用していくつもりです。
アリエクで購入すれば、2本セット2,000円以下で購入することができ、手軽に試すことができる点も良いですね。
もし合わなければ戻せばいいだけなので、安心して使い始めることができます。
以上、RideNowのレビューでした!
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