Takaです。
今回は新機材を導入したので、そのファーストインプレッション。
その新機材は「スコプレ ゼンスリップ クリートシム」です。
この機材の何が気になったかというと「実験で、ケイデンス80を維持した状態で11分走行した時の平均パワーが5%向上した」という点。
これを自分に当てはめると、今FTPが265w(4.81w/kg、55kg)なので、この実験の通り5%もパワーが向上すると278w(5.05w/kg、55kg)になりFTP5倍になれるわけです。
このクリートシムは5,000円程度で購入できます。
しかも、シューズとクリートの間に挟むだけという簡単な設計。
「5,000円でパワーが5%上がって速く走れるようになるならコスパ最強すぎるやろ!?」と思ったわけです。使ってみたくなりますよね。
ちなみに、僕は購入した訳ではなく、お友達が使わなくなったものを譲ってくださいました。感謝だね!
さて、インプレッションにいきましょうか。
結論
まず初めに結論から。
ファーストインプレッションで感じたことは「ビフォーアフターで全然違いが分からん!効果出ているのか全く分からん!」ということです。
あら、残念…
ペダル下死点の入力ベクトル方向を変えることでペダリングパフォーマンスを改善される、ということのようですが、まぁ言われてみればペダル下死点あたりでのペダリングがスムーズになった気がします。
ただ、それがパワーに繋がっているかと聞かれると体感は得られませんでした。
また、僕の知り合いにも使った人は何人かいて、全員が効果を体感できなかったので今は使っていないとのこと。
まぁそんなに甘くないですよね。
スコプレ ゼンスリップ クリートシムの概要
以下、ライトウェイからの引用です。
簡単にまとめると、下死点あたりでのペダリングパフォーマンスが改善されて、それによりトルクが上がる。その結果パワーが上がる、という感じでしょうか。
ただ、テスト条件が雑すぎる。被験者1名ってどうなんでしょうね。なんとでも言えると思うんですが…
ペダリング効率を高めるパワーブースター
●ペダル下死点の入力ベクトル方向を変えることでペダリングパフォーマンスを改善。
●ペダリングトルクが最も弱くなる150度から210度にかけて斜め後方へ蹴り出すペダリングを実現。
●特にヒルクライムのような低回転時に効果を発揮。
●クリートとシューズの間に挟み込んで使用。
●Mauro Testa博士の実験では、ケイデンス80を維持した状態で11分走行した時の平均パワーが5%向上。
●Cicloposizioni Armando Savieriの実験ではペダル下死点のトルクが20%向上。比較テスト by Prof. Mauro Testa
RITEWAY PRODUCTS JAPAN
【テストの条件】
テストはバイクシミュレーターとパワーメーターを使って、1名の被験者で行われました。
シミュレーターは被験者がベストなパフォーマンスを発揮するようセットアップされています。
シミュレーターの負荷は一定。被験者はケイデンス80を保つように言われています。
データで比較
さて、実際のデータで比較してみましょうか。
データで見れば何か改善されているかもしれません。
下記の左側の画像がビフォー、右側の画像がアフターです。(ローラーで全く同じワークアウトをやりました)
さて、データを比較したところ、「ゼンスリップ クリートシムを付けた”後”の方がパワーは同じなのに心拍が高い」という結果になりました。
もしゼンスリップ クリートシムを使用することでパワーが向上するなら、心拍は下がるはずなのですが、むしろ上がりました。
その日の体調とか疲労度とか色々条件があるので1回だけの比較では判断できないと思いますが、これは微妙すぎる結果ですね。
なんとも言えません。
まとめ
ということでゼンスリップ クリートシムのファーストインプレッションでした。
非常に微妙な結果になった訳ですが、しばらくこのまま使ってみたいと思います。
特に違和感もなく乗れましたし、乗っていれば何か新しい発見があるかもしれません。
もしパワーが上がらなかったとしても、ペダリング効率が上がることで脚への疲労度が軽減できたりするような副次的な効果があるかもしれません。
実際使ってみて、ペダリングはスムーズになった気がするので、いわゆる”踏むペダリング”になってしまっている方なんかは使っていたらペダリングが改善されて回しやすくなるのかもしれません。
僕自身はしばらく使ってみて良い効果を体感できたら改めて記事にしたいと思います。
まぁ機材に頼らずトレーニングしろってことですね。頑張りまーす!
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