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第21回Mt.富士ヒルクライムに参加してきました。

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レース

今年も富士ヒルに行ってきた。

結果から言うとタイムは65分39秒。

目標にしてた入賞には、遠く届かなかった。

「1年頑張ったんだけどな。ダメだったか…」

ゴールゲートを通過した瞬間、そんなことを考えていた。

1年間、この日のためにトレーニングしてきた。

望んだ結果ではなかったが、この1年間取り組んできたことに後悔は全くない。

春先にインターバルで追い込みすぎて腎臓が逝きかけたり、謎に副鼻腔炎になっても目標を変えることはなく、最後までチャレンジし続けたと胸を張って言える。

自分なりにのGBtL (Go Beyond the Limits!) は達成できたかな。

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富士ヒル前日

今年はひとり旅だ。

ここ2年、友人と富士ヒルに行っていたが、2週間前に落車し大事を取ってDNSとなった。

移動中の車内でワイワイ喋るのも富士ヒルの楽しみのひとつだったし、選抜でどのくらい活躍してくれるのかとても楽しみにしていた。

「富士ヒルに行くのめんどくさいな…」と思うくらいにはDNSを聞いてショックだった。

もちろん本人の方がショックなのは言うまでもない。

13時すぎに会場に着いたがあいにくの雨で寒いくらいだった。

エキスポをぐるっと回って14時頃にGBtLメンバーと集まって集合写真を撮った。

何人いるんだ?一大勢力だな…

関西で顔馴染みの人、ハルヒル以来の人、1年ぶりの人、初めて会う人…

話したいことを考えていたが、わーっと舞い上がってしまい良いことを言えなかった気がする。

エキスポが終わった後はすぐに宿へ移動。寒かったし。

宿に着いて明日の準備。宿はここ数年1棟丸ごと貸し切っている。

顔見知りのGBtLメンバーしかいないので、変に気を使う必要がないのが良いし、毎年同じルーティンなので変なストレスがかからず精神的にも良い。

移動で脚が浮腫んでいる感じだったので宿でZwiftをした。

ひとり旅だったので、スマトレとローラー号も持ってきた。

案の定、ローラーしていると皆にイジられ、動画撮影している仲間もいた。

酸素が薄く息苦しさを感じた。

その後はウェアにゼッケンを付け、食事をし、お風呂に入って寝る。

20時には布団に入ったがなかなか寝付けず、結局寝られたのは22時を超えていた。

レース当日

5時前には会場入りした。

昨年は5時半に集合したが、すでに第3ウェーブの先頭は結構並んでいて、第3ウェーブの第2グループに回された。

参加案内の内容から変更になる可能性があると思い、早めに行動する段取り。

やはり思った通りで、5時過ぎには「並んでOKです!」とアナウンスされた。どないなっとんねん。

チームメイトが集まるまでしばらく待ち、第3ウェーブの先頭ちょい後ろくらいに並ぶこととなった。

後から振り返ればもう少し後ろの方が良かったと思われるが、そういうのも含めてレース。

ツキイチをキメてレースするのは楽しくないし、自分たちで展開を作れるくらいじゃないとな、と思っていたので僕個人としてはこれが正解だった。

誰も前を引きたくないような雰囲気を感じたので前方を走っていた。

前が完全にクリーンな状態で先頭を走るのは、スバルラインを独占しているように感じられ、とても気持ちの良いものだった。

1合目下駐車場のどのくらい前だったかは記憶が曖昧だが、後方から爆速のトレインが来たので飛び乗った。

ゼッケン番号が1000番台の1桁だったので優勝・入賞候補と思われ、行く以外の選択はない。

が、しかし、あまりにも強度が高かったので1合目に着くまでに離脱し、後方から集団が来るのを待った。

この時には「あぁ…今年はあかんわ…入賞はないな」と思った。

実際、1合目下を過ぎた時点でどう感じるのかで大体分かる。

単純にフィジカルが足りなかっただけのこと。

この時はGBtLのきぬさんとオーエさん、インフィニティの方が一緒だったが4人では少々厳しいなとも思い皆で相談して後ろが来るのを待った。

後続のトレインに合流し、かなり良い感じのペースのトレインだった。

明らかにゴールド狙いのトレインだ。

だが、これは最後まで持たないだろうなとも感じていた。

先ほどのハイスピードのトレインに乗って脚を削ってしまったようだ。

乗ったことを1ミリも後悔はしていない。

今年は行けるところまで行くだけだと思っていたし、別にゴールドを取りに来たわけではない。

中盤までは、なんとか63分台のペースを維持していたようだ。

しかし、レースはそんなに甘くはない。

大沢の少し前あたりでトレインから脱落しあっけなくレースは終わった。

ここからは消化試合。

周りにGBtLメンバーもいたが、皆ギリギリの状態で何とか走っている状態に見えた。

僕も脚はないし、全然パワーは出ず、声掛けして統率を取ることもできなかった。

サイコンに映る数字が無慈悲に時間だけを刻んでいたが、なんとか65分台にまとめることができた。

今年で6回目の富士ヒルだが、2番目に良いタイムだ。

五合目にて

ゴールして下山荷物を受け取り、GBtLメンバーと健闘を讃えあった。

僕より前でゴールしている人はゴールドを取っていたようだ。

シルバー狙いのメンバーも合流し、ここでも集合写真を撮った。

人それぞれ目標に届いたり、届かなかったりだが、皆やり切って満足しているような表情だった。

皆を笑顔を見たら、少し救われた気持ちになった。

下山後~表彰式

下山してリングを受け取った。

今年もシルバーリングだった。

ゴールドは1度しか取っていない。

2回目はどうやら思っている以上に難しいようだ。

チームメイトともそういう話をしていた。

後は何人表彰対象になるか。

ゴールド獲得者は多かったので、結構チャンスはあると思っていた。

25~29歳で年代別優勝、25~29歳で5位、50~54歳で年代別2位、55~59歳で年代別優勝、女子50歳以上で年代別優勝

5名が表彰対象者となった。(内1名はドリームチームの関係でチーム名を入れていない)

チームとしては大成功と言えるだろう。

まぁチームとして「あれをやろう」「これをやろう」とかは一切言わない自由なチームなのだが。

個人的にはきぬさんが5位に入ったことが嬉しかった。

昨年の冬にGBtLに加入してくれて、京都で一緒に練習してきた仲なので特別に感情移入してしまった。

咄嗟にハグしてしまった。申し訳ない。

(そういえば去年は初対面なのにくりぴすさんをハグしてしまったな…来年は一緒に表彰台に行きましょうね)

表彰式も見たかったが、毎年帰路が疲労でめちゃしんどいので挨拶して早めに切り上げた。

さよなら、富士ヒル。

帰路

レース直後は、「1年間頑張ったんだけどな…ダメだったな。どうやったら2年前のフィジカルに戻るんだろう。今後はどうしようかな。シルバー狙いの人たちと一緒に走ってみたいよなー」と考えていた。

しかし、運転中、不意に去年のタイムが頭をよぎった。

「待てよ…去年は72分40秒だったな…」

そして、今年のタイムは65分39秒。

「おーっ!7分も短縮しているやん!」

一昨年は、64分06秒でゴールド獲得と運よく入賞を果たすことができたが、その前年は65分51秒、前々年は66分10秒だった。

つまり、それなりのベースがある状態で、さらに1年間トレーニングを積んだからこそ、一昨年は結果を残せたのかもしれない。

そう考えると、 今の65分台で走れた身体をベースに、もう1年トレーニングすれば、来年はまた大きく飛躍できるかもしれない。

たった1年で結果を求めるのは、あまりにも酷だったのかもしれない。

昨年は入賞した燃え尽きたからそんなに乗ってなかったし、春先には靭帯断裂してほとんど乗れていなかった。

トップ層は数ヶ月とかでフィジカルを戻しているが、それないの才能しかない僕にはそれができなかっただけのこと。

1年で7分短縮できたのだから普通に考えれば十分すぎるし、65分台というのは普通に考えればかなり上位である。(満足はしていないが)

ハルヒルと富士ヒルで感じた課題を1年かけて潰していけば良い。

この1年のトレーニングを振り返り

この1年間、トレーニングの中心に据えてきたのは、インターバルとLT1だった。

これまで、 これらの領域を全くやってこなかったので、伸びしろとして可能性を感じていた。

別にインターバルの信者ではない。

トレーニングはあくまでも手段。

自分の課題と感じてる部分をどう改善するかを考えた時に、インターバルが必要だと感じた。

ただそれだけのこと。

そして、インターバルトレーニングを導入するにあたり、クソコーチにメニュー作成を依頼した。

インターバルを全くと言っていいほどやってこなかったので、メニューを自分で作るにはハードルが高いと感じていた。

その分野に長けた人に依頼し、自分はトレーニングだけに集中する環境を作りたかった。

知識をインプットして試行錯誤するという時間を無くしたかった。

インターバルを行うことで得られたものもあったが、やはり1年という期間で自分の理想に辿り着くには時間が足りなかった。

峠TTをすればPRが出るような状態で5分~10分くらいの短い峠では如実に成果が現れ、10分前後のパワーは過去最高のパワーを出せるようになっていたし、多少の上げ下げがあっても耐えられるようにはなっていた。

一方で元々得意としていた20分以上の登坂力が下がってしまった。

峠TTのタイムだけを見ればPRなので問題ないのだが、後半はかなりしんどく実際にハルヒルや富士ヒルでも後半に大きく失速したように感じる。

長時間のTTEが下がってしまったのだろう。

この1年間、いわゆるSST系のワークアウトなどは1度もやらなかった。

長時間TTEを伸ばそうと思っていた時期に副鼻腔炎になってしまったので仕方がない。

余談だが3月末にインターバルで追い込み過ぎて腎臓が逝きかけた。

実際に短時間で追い込んで急性腎不全になる事例などもあるらしい。

色々とケアしていたのになぜ副鼻腔炎になったのかは謎だし、腎臓が逝きかけたことも含めてレースなのでタラレバの話は好きではない。

心身ともに疲れていただけのことだろう。

実際に心身ともにかなり消耗していた。

ハルヒルや富士ヒルを通じて色々と課題が見えてきたので、それを1年かけて潰して行きたいと思う。

今後1年、いつ・どんなことをするのか大体決まったので、あとはやるだけだ。

トレーニングの振り返り

クソコーチとの契約により詳細な内容はお伝えできないところも多いですがご了承いただきたい。

6月 ゆっくり過ごす

7月~8月 インターバル

9月 追加で1ヶ月インターバル。9月から11月中旬まで潰瘍性大腸炎の病状が悪く精神面がかなり削られた。腸内環境が終わってる影響なのかほとんど伸びなかった。

10月~11月中旬 良い季節なので好きなように走ってた。峠TTしたりグルメライドしたり。逆瀬川2回目で40分切り。熊野古道ヒルクライム年代別4位。0.1秒差で入賞逃す。やってもたー

11月中旬~1月上旬 LT1だけ。人と走っていて誰かが強度を上げても一切無視してLT1(ベースライドって伝えてあるし)Fitnessは1月上旬に95くらいまで上がった。

1月中旬~3月中旬 インターバル

3月中旬~5月 インターバルしながら週末は峠TTやロング。3月末インターバル後に腎臓に違和感を覚え強制レスト。4月末に副鼻腔炎。ハルヒル 42分51秒

6月 富士ヒル65分39秒

富士ヒルのデータ

タイム – 65分39秒

パワー – NP238w、AP236w

心拍数 – 最大心拍数190bpm、平均心拍数180bpm

体重 – 55~56kg(測ってない)

機材重量 – 6.9kg

最後に、GBtLメンバに向けて

富士ヒルでGBtLメンバーと会えて特別な時間を過ごすことができました。

本当にありがとう!

一部会えなかった人もいるっぽいのでまた来年会いましょう!

目標を達成できた人、できなかった人、レースに参加できなかった人…色んなドラマが繰り広げられていたと思います。

富士ヒルを終えてどう感じているかは人それぞれ。

今年で満足して一旦お休みするならそれも良し!悔しくて来年頑張るならそれも良し!

富士ヒルが終わった今の気持ちがアナタの現在地です。

来年も頑張ろうと思っている人は一緒に1年走っていきましょう!

自分の目標を達成できなかった人はどうか自分のことを責めないでください。

富士ヒルに向けて皆んなで必死にもがき、ひとりひとりが頑張ってきた時間が僕はとても美しいと思っています。

目標に向けて創意工夫して努力し、最後まで搾り出した結果です。

誇ってください。

僕自身、結果は残せませんでしたが「表彰台で会いましょう」と言い続け、トレーニングの過程などを皆さんに背中で語ることができたのでちゃんとGBtLはできたと思っています。

今年はこれで良かったんだと思います。もう1年、皆んなと同じ方向に向かって走っていけそうです。

レース中、苦しい時にGBtLジャージが視界に入るととても勇気をもらえました。

そう感じた人が多いんじゃないでしょうか。

僕らはこんなにも熱くなれるものがあって、同じ目標にチャレンジする仲間がいて、環境にとても恵まれているなと思います。

一緒に走ってくれた仲間に感謝し、また来年も五合目で笑顔で会いましょう!

富士ヒルって最高だし、GBtLって最高だなー!

Go Beyond the Limits!

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